naraku の哲学
ようこそ、naraku へ。ここは小さな書庫です。PVやランキングの札で本を並べ替えることはしません。大切にしたいのは、「この作品があってよかった」という一言です。
この棚に並ぶのは、万人向けの見本市ではなく、こだわりの保管庫でもあります。癖の強い設定、ニッチな領域、逸れた選択肢の物語。刺さる人には代わりがない。naraku は、その少数の価値を最初から肯定します。
naraku は舞台ではありません。物語は静かに置かれ、読者は静かに頁をめくる。にぎやかさよりも、呼吸のしやすい空気を整えます。
土台にあるのは、日本のネット小説・創作文化への敬意です。好きだからこそ、雑にしない。書き手の手触りと、読み手の時間を、丁寧に扱える棚でありたいと思っています。naraku は一次創作を主に扱い、安心して置ける場所を目指します。
言語の扉も、少しだけ。現時代的な翻訳技術で橋をかけ、完璧さよりも『好き』が届くことを目指します。向こう岸にいる“わかる人”にも、同じ物語の気配が届きますように。
naraku の由来は「奈落」。舞台の下にある、見えない深層です。表に出にくい物語が、深く息をする場所でありたい。落ちるためではなく、潜るための書庫です。
この書庫に残せる足跡は多くありません。ほとんど気づかないような、そっと残るものだからこそ、価値があると考えます。
派手に光らなくても構いません。深く息をしていれば、それでよい。いつか誰かが棚の前で、小さく言うでしょう。 「この作品があってよかった。」